感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マーム
16
自分の身代わりとなってジルグがボルキュスにより処刑されて以来、ライガットはすごみを増してきたようです。ただ一心に「ボルキュスを殺したい」という強い思いを胸に秘めて・・・。一時は谷底に墜落して失われたかと思われたデルフィングも、無事回収されたのは良いのですが、機体をだいぶん損傷していて、30%ほどの能力ダウンは避けられないようです。アテネスとクリシュナの戦い、いよいよボルキュスが王城攻撃の指揮を執り、またこれまで傍観者だったオーランドも参戦してきて、戦況は風雲急を告げる様相となってきました。2010/12/26
kanon
12
「―俺はボルキュスを殺したい」と再認識するライガット。この巻は、大きな動きは無いものの、様々な面で重要な基盤を作る巻となった。それは戦争の決着を決める為のものもそうだが、気持ちの面でもそうだ。ホズルは飽きたと言っていたが、完全にそんなもん見栄を張っているのはバレバレなわけで…でもそうやって諦めているならその想いは成就するわけはないので仕方が無いっちゃ仕方が無いことではある。まあでも料理長みたいな…(笑)ストック的な人は何人でもいるわなあ。戦闘の面でも、色んな戦略が光っていて交錯していて面白かった。2014/04/05
らゆ
9
追いついてしまったー! いいところで続くなあ、もう!! どんどん追い詰められていくクリシュナ。オーランドが意思を持って動いたとしても、敗北という結果が覆るかどうかは怪しいところ。ボルキュス将軍も本格的に動き始め、絶体絶命です。果たしてジルグの仇をとることはできるのか……。うう、待ち遠しい!2011/02/18
xxYuiyaxx
5
この作者は本当に主人公苛めるの好きだなぁ……そろそろボルキュスとライガットの戦いが始まりそうで次巻に期待ですね。2011/01/22
村正
5
ホズルの「飽きた」は十中八九嘘だな、と感じた。まだ語られていないから解らないが、何故ホズルがシギュンを見初めたのかも解らない。そして結婚に応じたシギュンの理由、そして離縁を言い渡されているが其れを保留していることも。邪推だがシギュンはホズルがライガットの親友ゆえ、またアテネスからの降伏条件を察しており、ライガットを哀しませない為にホズルを死なせないように保留にしたのではなかろうか?極論言えば全部ライガットの為、と。ホズルの許可も出たし、ライガットはシギュンを終わった後堂々と奪うと良いよ。そしてデルフィング2010/12/14
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- 和書
- 出口のない海 講談社文庫