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出版社内容情報
歴史は「理系」の視点で読み解くと、思いもよらない発見がある! 人類史の奇跡といわれる日本の近代化の基盤をつくった江戸の都市設計力、最先端のハイテク高層建造物・東京スカイツリーが取り入れた1300年前の法隆寺五重塔の耐震建築技術など、縄文・弥生時代から現代まで、歴史を変えてきた日本の理系力、世界をリードしてきた日本の底力が明らかになる一冊。
内容説明
日本人は、一度も世界をリードしているという自覚はなかった。しかし、実際には、つねにものづくりの最先端を走っていた。その中心にあるのが、精緻なからくり人形に代表される、日本人の「縮小する技術」「細工する技術」である。日本の文明は、ずっとその底力を持ち続けていた。そんな「日本文明の奇跡」の一端を、日本史の中から解きほぐしてみたのが本書である。
目次
第1章 世界の最先端を行く縄文時代の技術力(本当はすごい文化があった縄文時代;古代の高層建築・三内丸山遺跡が示唆するもの)
第2章 古より現代に受け継がれる“ものづくりの神髄”(世界最大の墳墓「大山古墳」はなぜつくられたのか;「三種の神器」に始まる日本刀の技術;出雲大社は古代、超高層建築物だった?;なぜ、奈良で「十七条の憲法」が誕生したのか;「世界最古の木造建築」法隆寺;世界に誇る日本酒醸造と発酵の科学)
第3章 歴史を塗り替えた戦国期のテクノロジー(刀鍛冶が鉄砲づくりで切り開いた「日本の中世」;「日本の城」のロマンとテクノロジー)
第4章 江戸が世界一の都市になった設計力(家康の都市改造が江戸の繁栄と明治の躍進をつくった;「和算」が築いた江戸の成長と明治の奇跡の発展;江戸時代の天文学は世界の先端だった;“江戸の華”火事が、江戸の都市構造を変えた)
終章 明治以降の“奇跡の発展”を支えた理系の力(寒村だった横浜村が「日本の玄関」になったからくり;グラハム・ベルが予言した「日本の未来のエネルギー」;「乾電池」の発明が日清戦争の勝利を決定づけた;日本のお家芸「小さなものづくり」が未来を変える)
著者等紹介
竹村公太郎[タケムラコウタロウ]
1945年生まれ。東北大学工学部土木工学科修士課程修了。建設省(現:国土交通省)入省後、おもにダム・河川事業を担当し、近畿地方建設局長、河川局長などを歴任。2002年、国土交通省退官後、リバーフロント研究所代表理事を経て、現在は日本水フォーラム代表理事。2017年から福島水力発電促進会議座長も務める。地形・気候・インフラの視点から歴史・文明を論じ、注目を集めてもいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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