内容説明
海の民・川の民の暮らしからこの国を問う。賛否論を越え、問題の本質に迫る。住民たちの肉声を捉えた渾身のルポルタージュ。
目次
第1部 三番瀬―干潟の平和(「神様みてーな場所」;「海をどんどん埋めちゃって…」;「海殺し」に抗して;「経済原理」;武器を捨てよう)
第2部 吉野川と河口干潟―川の民主主義(命の鎖に連なるもの;川の民主主義者たち)
第3部 諌早干潟―干潟の革命(ムツゴロウを食べるためのムツゴロウ裁判;ギロチン;「バカゴロウ」と呼ばれた農民の心理と論理;干潟こそわが命;フナトたちをだました黒幕;2001年有明海海苔大凶作地帯をゆく)
著者等紹介
永尾俊彦[ナガオトシヒコ]
1957年、東京都生まれ。毎日新聞記者を経て、「生活の中の哲学」を唱える牧野紀之主催の私塾「鶏鳴学園」で学ぶ。現在、フリーランスのルポライター
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