内容説明
仕事が夢と感動であふれる4つの物語。ウォルト・ディズニーが最も信頼を寄せた「伝説の清掃員」が教えるサービスを超える働き方。
目次
はじめに 運命のパスポート
第1話 夢の国の落とし物
第2話 月夜のエンターティナー
第3話 魔法のポケット
第4話 夢の、その先
おわりに 感動の源泉、それはイノセンス
著者等紹介
鎌田洋[カマタヒロシ]
1950年、宮城県生まれ。商社、ハウスメーカー勤務を経て、1982年、(株)オリエンタルランド入社。東京ディズニーランドオープンに伴い、初代ナイトカストーディアル(夜間の清掃部門)・トレーナー兼エリアスーパーバイザーとして、ナイトカストーディアル・キャストを育成する。その間、ウォルト・ディズニーがこよなく信頼を寄せていた、アメリカのディズニーランドの初代カストーディアル・マネージャー、チャック・ボヤージン氏から2年間にわたり直接指導を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
173
東京ディズニーランドのオープンと共にナイトカストーディアル(夜間清掃)を任され、アメリカのディズニーからやってきた「掃除の神様」から学んだことをベースに作られた働くことの意味を問う物語。主人公がそれぞれ異なる4つの連作短編形式で、160ページなので度の話も短く、あっさり読める。どの話にも共通しているのは「仕事にプロ意識を持つ」ということ。自分の仕事に負い目を感じていたり、嫌っていたりすると、それははたらく人にとっても辛い。仕事を好きになり、誇りを持てるようになることの重要性が描かれている。2019/06/16
ひろちゃん
162
されど掃除なんですね。掃除を綺麗にすることの威力っていうのはすごく分かる。2015/11/09
らったった
87
340冊目。物語の形式になってるとは思いませんでした。自己啓発本のような内容を思い描いてました。他のシリーズも出てるようですが、自分はこれでお腹いっぱいです(*^^*)2014/10/19
itoko♪
79
ディズニーランドで働くナイトカストーディアル(夜の清掃部隊)のスーパーバイザーである著者の目線で語られる、キャスト達が主人公の4つの人間ドラマ。その仕事に対する姿勢や心構えには、ハッと気付かされる。『いかに楽をするか』ではなく、『いかにベストな環境を作るか』…不平不満を言っているばかりじゃ、何も変わらない。まずは自分が変わらないといけないんだ。心温まり、そして仕事のモチベーションも上げてもらえた。シリーズ他作品も読んでみよう!2015/10/22
あじ
75
清掃という仕事に対する劣等感が氷解し、舞台を彩る光になってゆく瞬間が素敵だった。働く”キャスト“は、一人一人が夢の舞台の主役。夢を描けない人は、”ゲスト“に夢を与えられない。著者は元ナイトカストーディアル(夜の掃除部隊)で、スーパーバイザーを経験。ウォルト・ディズニーが信頼を寄せた、ディズニーのそうじの神様、チャックさんの指導を直々に受けた。実話を元にした四編。私は魔法に掛かったかのような高揚感を、持て余している。取材・構成に『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』の瀧森古都さんの名がある。★3.42015/11/23