GA文庫<br> 月見月理解の探偵殺人〈2〉

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GA文庫
月見月理解の探偵殺人〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784797359350
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「だから、わたしの共犯者になって、いただけないでしょう、か?」初の前に現れた少女、星霧交喙。彼女の姉、花鶏が初の父の仇であるという。そして、その花鶏を殺すことが目的とも…。時を同じく、理解が再び現れ、彼女も花鶏を捜索中と語る。「仮度捕まえても殺しても現れる不可解な存在、故に“ドッペルゲンガー”という通り名がついている」。花鶏を追う初たちは洗脳心理学者・上坂教授のシェルター“ノアズ・アーク”に閉じこめられてしまう!脱出ゲームの冷徹なルールの中、殺されていく漂流者たち…。閉じこめられた“ノアズ・アーク”の中で、理解の審判がはじまる!「化かし合いは、これからだぞ!」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KUWAGATA

24
学生の頃ミステリーを乱読していましたが、それと比較しても、ゲームのシステムや謎解きの描写が、群を抜いて難解で、完璧に把握することはできませんでした。私の頭が悪いとか老化を始めているということなのでしょうか。それでも引き込まれるように読了したのは、魅力的な登場人物と、上記以外の描写においては大変読みやすかったためなのでしょうが、どちらにしてもラノベらしくない異色の作品ではありました。80とか81とか、悲しい見栄には涙目に。つるぺったんだって可愛いのに。あと、絵が相変わらず作風に合っていて素晴らしかった。2012/10/04

蛇の婿

23
私はバカなので作中に出てくるゲームのルールがほぼ把握できなかったことを告白します。…というか、この作品の謎の本質は限定された極限状況下における殺人者の持つ洗脳の力と演技力に如何に対抗するかだから別にいいよねwww今回は新キャラ登場で月見月理解の毒舌推理がちょい少なめです。なかなかややこしい話でありました…面白かったです。2012/09/08

Yobata

17
父親の自殺の真実を暴きそのまま去って行った理解。初の所属する放送部に妹が星霧交喙という新入部員を連れてくる。対人恐怖症で人を近寄らせず表情も変えない様な少女で、さらに初を遠ざけ奇妙な行動をする彼女に戸惑うが、彼女は衝撃の事実を語る。初の父親を殺したのは姉の花鶏であり、自分の目的は彼女を殺す事であると。そこに再び現れた理解が花鶏の正体を明かす。それは何度殺しても現れる《ドッペルゲンガー》と呼ばれるスパイで、理解も彼女の抹殺を依頼されているという。花鶏を探す初達は洗脳心理学の上坂教授のシェルター→2013/05/09

サイバーパンツ

15
探偵殺人ゲームのスタイルを閉鎖空間に導入した監禁脱出ゲームを中心としたゲーム小説になったはいいものの、ルールが複雑なうえ説明不足、さらに異能力や誰かに成り代わるドッペルゲンガーまで出てくるのでかなり分かりにくい。1巻でも推理パートの整理があまりできてなかったので、悪いところが出たかなと。とはいえ、掛け合いが軽妙で劇場的な魅せ方も上手いので、ノリで楽しめるし、ゲームの真実に迫る中で、主人公やヒロインの心理的な変化をきちんと描いており、ラノベ的にも面白いから充分満足なのだけど。2018/02/08

大鳥かぐや

12
前巻のラストから、どう話を繋いでくるのかと思ってたけど、かなり大きいストーリーになってきたな。相変わらず理解の毒舌はキレッキレで嬉しくなってくる(笑) ドッペルゲンガーは長く登場してきそうなキャラだなぁ。作者的にも使い勝手が良い感じの能力だし。監禁脱出ゲーム、前巻の探偵殺人ゲームよりも複雑なルールで、ちゃんと理解出来てるか自信がない。新キャラが続々と出てくると、さすがに宮越さんの出番は薄くなりますよねー(笑) エピローグで花鶏が語った内容は、ホントに理解は知らないのかしら。2012/07/15

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