内容説明
時は1800年。ナポレオン軍はアルプスの峠越えの途中、古代の貴重な遺品に遭遇した。が、ナポレオンの死とともにそれは失われてしまった。そして現代。トレジャーハンターのファーゴ夫妻は、アメリカ東海岸でドイツの超小型潜水艇を発見した。艇内には、セミの紋章が刻印されたワインが残っていたが、同じ頃ファーゴ夫妻の知人も同じ紋章のあるワインの瓶の破片を見つけた。が、彼は謎の男に誘拐され尋問を受けることに!調査の結果、ワインは“ナポレオンの失われたセラー”と呼ばれるものと判明するが…。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ][Cussler,Clive]
1965年から執筆活動をはじめ、1973年に架空の組織であるNUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピットのシリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している
棚橋志行[タナハシシコウ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
168
歴史ミステリー×トレジャーハンター×スリラーの原点みたいな作品。おしどり夫婦の大冒険活劇。仲が良すぎて会話するたびにハイハイ御馳走様でしたと言いたくなる。冒頭のナポレオンの宝、謎のワインボトル、朽ち果てた謎の潜水艦、パズルのピースが多すぎる…。謎の見せ方、つかみもばっちり。カーアクション、銃撃戦にケーブダイビング。上巻だけでもおなか一杯だが、下巻も気になる展開。ところで本書、カッスラー先生ご本人も小説に登場する。2020/08/03
ふじこ
17
沢山の海洋冒険を書いてきたカッスラー先生だけど、このファーゴ夫妻は信頼し合うおしどり夫婦なんです。仲良し夫婦がインディージョーンズや007の様な歴史探検、スパイごっこをします。この二人、ちょっと惚気すぎよね。2020/09/04
中島直人
3
読了2023/01/08
やぶやぶ
2
★42011/03/30
Richard Thornburg
1
★★★2010/10/20