内容説明
本書では、切れ味の鋭い歴史論評で知られる著者が、あの世にいる坂本龍馬になりきって、その波乱万丈な生涯と、幕末というどろどろとした激動の時代を改めて振り返る。
目次
第1章 高知城下で富豪の次男坊として生まれる
第2章 学問は苦手なので江戸にスポーツ遊学
第3章 勝海舟先生の秘書から薩摩に移籍する
第4章 薩長同盟で私にしかできなかったことは何か
第5章 海援隊と『船中八策』についての真相は
第6章 龍馬が生きていたら歴史は変わったか
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
昭和26年9月24日滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部卒。フランス国立行政学院(ENA)留学。国土庁長官官房参事官、通商産業省大臣官房情報管理課長をどを歴任後、現在、作家・評論家としてテレビなどでも活躍中。徳島文理大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともひろ
17
一人称で語るという形式で、史実に基づいた履歴書のような本になっている。竜馬がゆくや龍馬伝は確かに、ドラマとして脚色しているので、実在しない人物が出てきたりするのに対し、史実と時系列で展開されているので、違った側面で楽しめた。2016/05/11
Dreamer
1
筆者が龍馬になりきって書き下ろしているこの本、私にとって斬新でとてもよかった!ただ裏話も満載で面白いんだけど、1回だけだとこの情報量は処理できないかなー^^;裏話満載で面白いんだけど、前記のように情報量があるので、龍馬の生涯をおおむね知ってる人が楽しめるかなっていう印象。2010/12/12
Jun Mishi san
0
龍馬自身が語っていくような表現方法をとり、小説「竜馬がゆく」、NHK大河ドラマ「龍馬伝」などを時折とりあげながら、史実とフィクションの部分の説明を加えながら展開しています。あくまで史実の上から坂本龍馬という人物の理解を深めていってもらいたいという意図かな。2013/08/19