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内容説明
虚言と姦淫を司り、大天使をも倒す力を有す魔神・カルマ。無敵の彼に最大のピンチが訪れていた。それは魔王陛下の愛娘レイナ王女からの求愛である。誰もが恋い焦がれる魔界きっての美貌の持ち主だが、その性格には少々…いや、大きな難があった。カルマの誕生日にペットの「触手生物」を送って来るくらいに…。己の貞操に危機を感じたカルマは、かねてからの思惑もあり魔界を家出した。そう、そんな心配の要らない、真実の愛を探すために!そうして赴いた人間界で一人の少女と出会えたのだが、彼女と愛を育むには様々な障害が待ち受けていた。カルマの純愛は成就するのか!?第1回GA文庫大賞・奨励賞受賞作。
著者等紹介
速水秋水[ハヤミシュウスイ]
1987年生まれ、京都市山科区在住。『純愛を探せ!』で第1回GA文庫大賞前期奨励賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
9
★★★★ 饒舌は時折滑っており、パロディや言葉選びに疑問が全くないわけではない。しかしそれ以上に「純愛」に対しコミカルに、しかし全うに向き合った作品作りには素直に賞賛を送りたい。単純にリビエラの罵倒芸も見事だが、「虚言と姦淫」を司るが故の葛藤と矛盾の在り方をしっかり洞察し、「お嬢様」との王道な初恋模様を、あくまでコメディとバランスを取った上で描けている。そしてそれとコントラストを描くような九条の失恋の在り方も印象的。『愛と煩悩は地球を救う』とはあとがきでの作者談だが、その言葉に全く恥じない良作ラブコメだ。2015/10/02
梓川十三
2
序盤つまらねーと思ったけれど、読み切ってしまえばなんだかんだで笑えるところはあって結構面白かった。もう自分が魔界とか厨二な命名とかを素直に受け入れられないひねくれた世代になって来てしまったんだなとも自覚したり。全体通して何がアレだったかって、やっぱりメインヒロインたるカナデがいまいち魅力的に感じられないのと、これといって悪役のいないストーリーがどうにも面白みに欠けたところだと思う。メインの笑いどころはカルマとリビエラのかけあい。あと、あれだけ命張った戦闘かましてオチがハーレムエンドは解せぬ。2011/03/23
benizake
2
キャラがみんな立ってるので掛け合い見てるだけでも楽しい。素材の活かし方が上手な好例2010/01/04
しのぶ
1
さくっと読めて、ラノベとして普通に面白かった。2014/07/06
ちかもり@再出発
1
クスッと笑わせてくれるコメディ。魔神が人間のヒロインに求婚しまくる話。お話は単純だけど、主人公は魔神なだけあって愛の告白や行動は単刀直入でストレート。テレもなくまっすぐな思いは魔神ながらもお見事です。天使が主人公の行動を妨害してきたりして、一般的な天使と悪魔の役割がまるで逆転しているような物語世界の構造になっているのが興味深く、おもしろく読めました。作中でも触れてるけど、「純愛」ってなんなんですかね。よく考えると変な言葉な気がします。2013/10/11
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