内容説明
火付盗賊改・長谷川平蔵、川柳の祖・柄井川柳、戯作者・山東京伝―江戸の粋人三人がいざいざ東京をご案内。江戸っ子十四代目の著者が描く、物語仕立ての江戸東京案内。
目次
第1章 赤坂・築地・深川界隈―火付盗賊改・長谷川平蔵がご案内申し候(赤坂築地中之町生まれ;古参の旗本家;築地鉄砲洲育ち;本所住まい;西ノ丸御書院版;火付盗賊改;人足寄場)
第2章 浅草・蔵前界隈―川柳人・柄井川柳めが道連れを相努めまする(川柳の生地;橋の多い江戸市中;繁華街、浅草;惣領息子の道楽;川柳万句合;御府内八十八ヶ所巡り)
第3章 銀座界隈―戯作者・山東京伝が案内を相努めまする(京橋に住まう;箱入娘面屋人魚;銀座ぶらぶら歩き;伊勢屋に稲荷に犬の糞)
著者等紹介
林えり子[ハヤシエリコ]
江戸・東京根生いの十四代目。慶應義塾大学文学部卒業。雑誌編集者を経て文筆活動に入る。『川柳人 川上三太郎』(河出書房新社)で第11回大衆文学研究賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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