内容説明
ときは現代。不死の者たちは人知れず実在していて、“ローア”という社会を作り、人間たちにまぎれて暮らしていた。ヴァンパイア(吸血鬼)の父とヴァルキリー(戦乙女)の母を持つエマは、自らの出生の秘密を探るためひとりパリへ向かう。生まれて初めての土地で“ローア”を見つけられずに衰弱していくエマ。そんな彼女を何者かが襲う。それは、彼女を運命の“伴侶”と悟ったライキー(人狼)の王ラクレインだった…2007年度RITA賞受賞作。
著者等紹介
コール,クレスリー[コール,クレスリー][Cole,Kresley]
フロリダ在住。元アスリートで、プロのコーチとしても活躍。その後作家に転身し、2003年にデビュー。スコットランドを舞台にしたヒストリカルのトリロジーを上梓したのち、2007年に『満月の夜に』でRITA賞のパラノーマル部門最優秀賞を受賞
松井里弥[マツイサトミ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
99
究極の箱入り娘として育ち、男の手も握ったこともないまま蕾ふくらむエマは70歳。運命の伴侶である彼女に遭うことを支えに150年も拷問に耐え抜いた人狼の王1200歳。永遠の時を生きる彼らには年の差なんて関係ない。だけど出逢いは最悪だった……。めそめそ泣くばかりだったヒロインが愛と強さに目覚めていくのが読みどころ。輝く満月の下、半ヴァンパイアと人狼のカップルは心も身体も開いていく。米国ロマンス文学賞RITA賞でパラノーマル部門最優秀賞。北欧神話をベースに様々な不死種族のロマンスを描く『ローアシリーズ』第一作。2015/09/17
eko
27
初パラ。慣れるまでパラワード?が難解でしたが舞台は現代で読みやすくヒロインにはじめは乱暴、後にメロメロな人狼ラクレインはツボ。野生的な営みがホットで良い♡エマは可愛いけど煽る割に焦らしすぎwでもラクレインの寸止めっぷりは面白かったからいいか。ロマンス読書は私にとってハッピーな現実逃避なんだけどパラノーマルは更に遠くへ逃避できてすごいw でもシリーズ長い上に放置されてるようだしこの記念すべき初パラを大事に読む感じで私にはちょうど良いのかな。しかし話題のイローナ3部作は気になる!2018/05/15
Masami🖤
15
ライキー(人狼)の王&ヴァンパイアとヴァルキリー(戦乙女)の娘❤ホットなパラノーマル好きな方にはかなりおすすめ(*≧∀≦*)ヒーローがヒロインにメロメロでしかも献身的!出会った当初はご乱心だったけど発情期なヒーローがヒロインを心身ともに求める姿がこれまたホット(///ω///)❤か弱いヒロインがヒーローとの出会いで心身共に強く成長していき、最後の宿敵との対決…ハラハラドキドキです(>_<)!そしてヒロインの周りのヴァルキリーな姉さん達がこれまた個性派揃いで憎めなかったなぁ(*´ω`*)(笑)2017/01/05
あすか
11
☆3.82018/06/19
trink
9
ヴァルキリーちゃんたちをとても気に入ったので、彼女たちのウキウキ共同生活を短編で出してほしいです。パラノーマルは他シリーズと混同してしまわないような注意が必要ですね。ヒーロー弟の話が気になります!2016/06/29
-
- 和書
- 流れの物理 現代人の物理