内容説明
現代科学でもまだ地震はいつ起きるのか予測できません。本書では、地震が気になる人の疑問を独自のアンケートで集計し、地震のメカニズムや原因などの基礎的なところから、日本のどこに住めば地震に遭いにくいのか?緊急地震速報は実際どのくらい役に立つものなのか?どうして地震予知はいまだに実現しないのか?など、すぐに役立つ身近な知識を紹介します。
目次
第1章 四川大地震はなぜ起きた?
第2章 日本でいちばん地震の心配がない地域は?
第3章 地震とはどんな現象?
第4章 地震は予知できる?
第5章 地震予知はなぜむつかしいの?
第6章 地震情報は信用できるの?
第7章 津波警報は信用できるの?
第8章 これからどんな地震が来るの?
第9章 地震はコントロールできる?
第10章 首都圏(大都市圏)大地震はいつ来るの?
著者等紹介
島村英紀[シマムラヒデキ]
地球物理学者。武蔵野学院大学特任教授。前国立極地研究所長。文藝家協会会員。産経児童出版文化賞受賞『地震と火山の島国―極北アイスランドで考えたこと』(岩波書店)、日本科学読物賞受賞『地震をさぐる』(国土社)、講談社出版文化賞受賞『地球の腹と胸の内―地震研究の最前線と冒険譚』(情報センター出版局)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nagata
1
いわゆるマスコミみたいな、わかりやすさに配慮して質問項目を立てて説明していたが、自分が知りたいことはほとんどなかった(T T) 2020/07/05
naoto
1
この本もなんか見たような気がしたんだけど、初読だったみたい。地震について、結構な内容がありながらも読みやすく、1日で読み終えてしまった。こういう文章を書きたいな。2016/07/31
haruki
0
日本は、4つのプレートに囲まれ、いつどこで地震が起きてもおかしくない。 特に都市部での地震は、大きな被害を免れることはできない。2012/02/21
キスイ
0
出版は2008年。地震に関する一般的な疑問に分かり易い解説をつけてます。2012/05/19
tch
0
地震にまつわる、一般的によくある「疑問」や「誤解」に対する解答が、理由付けから非常にすっきりと明示されていると思う。著者は"反"地震予知の立場をとる学者であるため、地震予知関係のくだりだけは若干アンフェアな書き方に感じられるが、「地震予知を過信せず、予知が無くても出来る対策を講じるべきである」という筆者の主張自体は正論だろう。大震災の後、報道や気象庁の発表を聞いてもいまいち理解が曖昧、引っかかるものがある、という方は一読の価値あり。2011/03/25
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