内容説明
ロンドンの貧民街に暮らすデヴォンは、傷を負って倒れているところを通りがかりの侯爵セバスチャンに助けられる。屋敷に連れ帰って手当てをするうちに、デヴォンに惹かれるようになるセバスチャンだが、彼には侯爵家の当主としてふさわしい花嫁を迎える義務があった…ナポレオン時代のイングランドを舞台に、侯爵家三兄妹の愛の行方を追うシリーズ第1作。
著者等紹介
ジェイムズ,サマンサ[ジェイムズ,サマンサ][James,Samantha]
アメリカ、イリノイ州生まれ。結婚後、三人の娘に恵まれたのち、執筆を開始。ヒストリカルを中心に二十作近くのロマンスを出版し、数々の賞にノミネートされて、ベストセラー作家となる
松井里弥[マツイサトミ]
英米文学翻訳家。獨協大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mao
19
何もかもトントン拍子にうまくいきすぎて、物足りない人もいるかも。ヒーローがめちゃくちゃお人好しで良い人だから、ノンストレス。息抜きにはぴったりだった♪デヴォンのどこにそこまで惚れる要素があるのか分からなかったけど、とにかくメロメロで誠実なヒーローでした(^^)訳の問題だろうけど、ママと母の使い分けが気になった(*´-`)2017/07/06
ぽこ
5
それぞれの心情が細かく表現されていて切なかった。王道すぎる話だけど、安心して読める作品でした。2013/10/11
blue_ash
2
ヒーローヒロインのキャラは好きだったし所々の会話は面白かったが…どこか入り込みにくかったのは読むのに時間がかかってしまったせいもあるかも、こういう重すぎず軽すぎずな作品は一気に読んだ方が良さを感じられると改めて思った。さらにこれはシリーズもので二番目のヒーロー弟氏の作品から読んでそことも間が空いてしまったのでよけいにかも。いつか時間のある時にここから改めて再読して積んである妹さんの3冊目まで読破したいと思う(兄弟同士の関係がとてもよさげなので)2017/04/03
akiyuki_1717
2
ストーリー的にはドロドロもなく卑劣さもなくサラリと読めましたが、身分違いのヒストリカルのはずが現代的過ぎで、富豪と一般市民???って感じ。貧困層の酒場で働く女性が伯爵にタメ口で話したり、手を挙げたりして何事もなく済むはずもなく、ましてやヒロインがベッドと共にしたことでヒーローと恋愛関係になり、それ以上に発展すると考えるのも、調子に乗りすぎで引いてしまった。自分が貴族階級の仲間入りをしたからヒーローが求婚したと激怒するけど、それまではヒーローの立場や気持ちを全く汲み取らずに被害者ぶるのも頂けなかった。2017/02/27
たまきら
2
衣食住に苦労した事がないなら、貧しいものを批判するな!…強烈なセリフを貴族にはなつ、いきのいい娘さんにもう、侯爵はハナっからメロメロ。それでも身分の差…とはいえ、さすが王道のロマンス、きちんと道は用意されていましたね。個人的には身分の差を超えてほしかったかな~。19世紀初頭じゃまだまだ無理かな。2014/08/19