内容説明
苛酷な砂漠の旅をへて、ようやく抵抗勢力の隠れ家のコロニーにたどりついたワンダラーとメラニー。だが、そこで待っていたのは歓迎ではなく敵意だった。再会した恋人ジャレドにとっても、ワンダラーは愛するメラニーを乗っ取った憎い侵略者だ。メラニーの“ボディ”を伝わる激情にワンダラーは混乱する。あるときジャレドは、メラニーの意識がまだ存在することをたしかめようと、ワンダラーをかき抱き、唇を重ねた。その瞬間、これまでにない熱情が“ボディ”を駆けめぐる。これを感じているのはメラニーなのか、それともわたしなのか…?その頃、ソウルの捜索者がワンダラーを追っていた―。
著者等紹介
メイヤー,ステファニー[メイヤー,ステファニー][Meyer,Stephenie]
アリゾナ州フェニックスで育ち、ブリガムヤング大学で文学を学ぶ。ヴァンパイアと人間のロマンスを描いた『トワイライト』でデビュー。現在はアリゾナで夫と3人の息子と暮らしながら執筆している
小原亜美[オバラアミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuna Ioki☆
24
だんだん面白くなってきた。ワンダも徐々に受け入れられ、コロニーの仲間として他の人たちからも見られるようにはなってきてはいるのだが…。ホストのメラニーを感じてしまうが為に、自分は人間ではないと思い知らされるのは辛いだろうな。ジャレドへの恋心もワンダの本心なのか、メラニーの影響なのかわからず苦しんでいるワンダには同情する。2013/11/29
ファンタジー♪
7
中盤から、イアンからワンダーへのボディータッチが増えてきて、それに全く気付かないワンダーにちょっともどかしさを感じてしまいました(気付くの遅すぎ笑 恋愛的な所では、やっぱり『トワイライト』を思い出しましたが、今度は4角関係?で、さらに複雑かつ面白味が増したと思います。イアンがメラニーへの好意を伝えたときここで来たか!って思いました。イアンがワンダーを好きになるなんて想像してなかったので…それに、心情的な部分もより、丁寧に描かれてるなと思います。また、最後の場面で、何か大変な事が起こったようなにおいを漂わ2013/07/29
アネム
6
★★★★☆2017/08/25
naminnie
6
そんなこんなで2に。この物語はとても登場人物が少ないし、小さなコミュニティの中でのやりとりなので、一度入ってしまえば、あっという間に引き込まれたのでした。物語はうねり、苦しかったり、嬉しかったり。ということで、3へ。2010/10/23
ぽてぽて
5
一巻の冒頭で少し難しいかも‥(;´・ω・)と敬遠していた気持ちはどこへやら、休日ということもあり読み始めたのも遅かったのもありましたが、2:30まで熱中して興奮冷めやらぬまま床に着きました。翌日ダッシュで仕事片して図書館に向かったのは言うまでもないです。人間の〈ボディ〉を使い、中にはメラニーもいる状態でワンダの環境はどんどん好転したり暗転したり‥洞窟というコロニーの中で息苦しさの中にもジェイミーがいるから希望が持てたり、絶望したり。文字を追う目が、ページを捲る手が脳内で映像にするのが止められない!!2016/07/21