内容説明
乾電池に充電できるとしたらノーベル賞級の発見になるけれど、それは電池の反応式からも無理。二次電池の充電とは、ほっとけば勝手に結婚してしまう二人に外部から圧力をかけて無理やり引き離すのと同じだから、そうなると二人の愛はますます激しく燃え上がる。…などなど、かつてないユニークな語り口で、ボルタ電池から最新電池までの仕組みを紐解く。
目次
第1章 乾電池とグレープフルーツ電池
第2章 電池のイロハ
第3章 乾電池とリチウム電池―一次電池
第4章 車のバッテリーからケータイの電池まで―二次電池
第5章 燃料電池と太陽電池
第6章 電池らしい顔をした太陽電池―湿式太陽電池
第7章 ユビキタス社会と電池
著者等紹介
箕浦秀樹[ミノウラヒデキ]
1944年生まれ。名古屋大学大学院工学研究科金属工学専攻修了。以後、岐阜大学にて、電気化学や無機材料化学の教育に携わりながら、とくに半導体と溶液との界面を利用する光電変換デバイスの研究開発に従事。現在は、岐阜大学大学院工学研究科教授、副研究科長(副学部長)を兼任。岐阜県新エネルギー導入研究会太陽電池部会長なども兼ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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