内容説明
学校に風変わりな転校生がやってきた。全身白ずくめの謎の少女。まるですべての秘密を知っているかのような口ぶりで、あきらかにベアトリスに敵意をもっている。見たことがないほどの美人だ。いったこの子はだれなの?どうしてなにもかも知っているの?まさか、正体は―!春休みになって出発するのはベイリウィック王国の三つめの領域。東にある海竜の入江。水の支配する極限の地で、ベアトリスと仲間たちをおそう、偶然とは思えない事故の連続。あやしい人たちにかこまれて、町の住民に嫌われて、仲間はみんなケガをして、大好きな魔法アドバイザーのペリグリンまで罪をきせられて、いったいどうやって“さいはて島”にわたればいいの?魔物の海をのりこえる方法なんてあるの?そしてあかされるブロムウィッチ王のおどろくべき真実。謎が謎を呼ぶ魔法世界の大冒険。
著者等紹介
フォレスター,サンドラ[フォレスター,サンドラ][Forrester,Sandra]
1949年4月8日、アラバマ州に生まれる。ヴァージニア大学、ノースカロライナ大学等で学ぶ
篠原レイコ[シノハラレイコ]
東京都出身。青山学院大学英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe@読み聞かせメーター
6
小3の娘。ひとりよみ。2019/08/20
そら@真面目にダイエット中
1
ついに、敵ダリー・ランプの正体があきらかになります。今回は、一巻や二巻よりは面白かったかなぁという感じでした。ベイリウィック家の親族が新たに登場したり、ダリー・ランプの出生の秘密というか、生い立ちというか、秘密もわかったり、ベアトリス以外のベイリウィック一族でダリー・ランプの呪いを解こうとした人も出てきたりで、新しい登場人物が満載でした。2007/01/17
慧の本箱
1
よっぽど我慢強い だれが?わたしです2008/02/21
Sept
0
ベイリウィック家の秘密はよくある展開だった。一族ではないベアトリスの友達はけっきょく巻き込まれただけなんじゃないのかと思ったが、本人たちが楽しんでいるのだからまあいいのか。2022/05/21
MARINE
0
【再読】小中学生の頃に読んだ本の整理を兼ねて再読。最初の二巻に比べると「冒険感」があって、こう言ってはなんだけど、きちんと敵が仕事をしている……ような気がする。たぶん。ダリー・ランプについても色々と明らかになるのだけど、その弱さも含めて一番心配になってくる。しかし、今までの長女がどうして倒せないのか不思議なくらい弱いと思っていたのだけど、まさか色々輪をかけた臆病だったり怠け者だったり、……大丈夫なのかな、この家系。2021/08/04