学術選書 国際法
日本の海洋政策と海洋法 (増補第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 567p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784797282290
  • NDC分類 329.269
  • Cコード C3332

内容説明

海洋立国日本の果たすべき役割と21世紀海洋秩序の構築と課題。深刻な脅威にさらされている東シナ海・南シナ海。海洋進出を強める中国の動きにどう権益を守るか。増補、国際捕鯨取締条約からの脱退。

目次

第1部 領海(日本の領海と海上保安;不審船への対応―無害でない通航を防止するための必要な措置;日本と国際海峡)
第2部 排他的経済水域(排他的経済水域での沿岸国の同意なき海洋の科学的調査と資源探査―政府公船の場合の対応措置;排他的経済水域における情報収集活動と軍事演習)
第3部 公海(公海漁業の規制と日本の対応―IUU漁業をめぐって;地域漁業管理機関の機能拡大が映す国際法の発展―漁業規制から海洋の管理へ;普遍的管轄権の陥穽―ソマリア沖海賊の処罰をめぐって;南極捕鯨事件判決と日本の対応;日本の国際捕鯨取締役条約の脱退に伴う法的課題)
第4部 東シナ海(海洋境界画定と領土紛争;海洋をめぐる中国国内法の分析;中国公船に対する対応―外国公船に対する警告等の措置)
第5部 南シナ海(九段線の法的地位―歴史的水域と歴史的権利の観点から;島の法的地位―南シナ海仲裁判決の第121条3項の解釈をめぐって)

著者等紹介

坂元茂樹[サカモトシゲキ]
同志社大学法学部教授。法学博士(神戸大学)、神戸大学名誉教授。(一財)国際法学会代表理事、国際人権法学会理事長、日本海洋政策学会理事(学術委員長)、日本海洋法研究会会長、国連人権理事会諮問委員会委員、国連海洋法条約附属書7に基づく仲裁人、総合海洋政策本部参与会議プロジェクトチーム(PT)有識者委員、海上保安庁海上法執行調査委員会委員長、文部科学省日本ユネスコ国内委員会(IOC)自然科学小委員会調査委員、IOC協力推進委員会海洋法・国際協力国内専門部会主査、Ocean Newsletter共同編集代表、(公財)世界人権問題研究センター所長、(公財)人権教育啓発推進センター理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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