内容説明
非正規雇用労働者の社会的排除を改善するために。被保険者資格制度が、企業に非正規雇用を選択させ、それによって増大した非正規雇用労働者が、弱者救済のための社会保険からも排除されるという悪循環を問う。
目次
第1章 本書の問題意識
第2章 非正規雇用問題と社会保障政策についての先行研究・調査
第3章 非正規雇用問題への対処としての社会保障法政策に係る仮説の定立
第4章 仮説の検証方法
第5章 仮説の検証結果のまとめと考察
第6章 結論及び今後の課題
著者等紹介
楠本敏之[クスモトトシユキ]
1969年生まれ。1993年東京大学法学部卒業。弁護士、東京都労働委員会事務局勤務などを経て、2016年3月東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。2016年4月東京大学大学院法学政治学研究科助教。現在、東京大学大学院法学政治学研究科特任講師(専門:法社会学、労働法、社会保障法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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