内容説明
国際法の総体を具体的に捉え、一般的な理念・原則を明確化。1982年のハーグ国際法アカデミーの一般講義を改訂・最新化した、“International Law in Theory and Practice”(1991)の全訳。訳者による「オスカー・シャクターの国際法思考」等、充実の“付録”も掲載。
目次
国際法の性質と現実
分裂した世界における政策、目的および規則
客観性の探究:淵源、学者および裁判官
一般原則および衡平
国際成文法(lex scripta)
決議と政治的テクスト
武力の禁止
自衛のための武力行使
平和的救済手段:自力救済と対抗措置
国際的救済手段
執行
国家の管轄権
新海洋法
国家主権と国際ビジネス
国際人権
環境保護
集団的安全保障再論
付録(非拘束的国際合意の黎明的存在;オスカー・シャクターの国際法思考―「国際義務の理論に向けて」論文の理解に向けて)
著者等紹介
シャクター,オスカー[シャクター,オスカー] [Schachter,Oscar]
1915年ニューヨーク市生まれ。1953‐1966年国連法務局局長。1975‐2003年コロンビア大学教授。2003年没
長谷川正国[ハセガワマサクニ]
1946年千葉県佐倉市に生まれる。1981年早稲田大学法学研究科博士課程満期退学。現在、福岡大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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