内容説明
2008年、北京オリンピックを迎えた中国は、乱開発と公害、三峡ダムの決壊、原発の放射能漏れ…と国内問題が続出。国民の目を外に向けさせるため、東アジアの火薬庫“東シナ海”に火を付けた。中国軍は最新原潜を日中中間線へと侵攻。さらに後方には中国初の原子力空母「鄭和」も控えている。一方、日本では中国の無謀な侵略を防ぐべく、海上自衛隊のイージス護衛艦「うんかい」、海自初のヘリ空母「あまみ」ら護衛艦隊が出撃。さらに、米軍は日台防衛のため、最新鋭無人ステルス爆撃機「ピース・キーパー」を中国軍基地へと発進させた―。東アジアの緊迫のポリティカル・バランスを描く、近未来シミュレーション小説。
著者等紹介
喜安幸夫[キヤスユキオ]
昭和19年中国天津市生まれ、埼玉県新座市在住。昭和44年~同47年台湾大学政治研究所留学。平成4年~同17年「台湾周報」編集長。平成10年『台湾の歴史』で第七回日本文芸家クラブ大賞ノンフィクション賞受賞、平成13年第三十回池内祥三文学奨励賞受賞。日本文藝家協会、日本文芸家クラブ会員。李登輝友の会、台湾研究フォーラム会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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