内容説明
多様化する家族、女性・子どもの虐待・暴力・貧困、多角的視点からの取組みと警鐘。各国の虐待・暴力に関する法制度の概観、予防・被害者救済、加害者矯正、貧困家庭への介入とその効果など、いま家族政策を考える“第4弾”
目次
第1部 各国の家族内虐待暴力と貧困(日本の家族政策における虐待暴力と貧困;韓国における家族間暴力防止法制;中国における児童虐待・配偶者間暴力と反家庭内暴力法;イギリスにおける虐待・暴力に対する法制度;親権停止終了の際における公的機関介入の可能性について―ドイツ法を参考として ほか)
第2部 近親者による虐待・暴力と子どもの貧困―多面的視点から(ドメスティックバイオレンス被害が母子に与える影響とその援助―臨床の実際と制度上の課題について;子どもの成長リスクの予防と家族支援―子どもの貧困と子ども虐待;なぜ被虐待児の「参加する権利」は法から排除されるのか;就学義務制度の虐待防止機能―日独比較の視点から;子どもの健全育成に対するリスク要因としての失業と家族の貧困 ほか)
著者等紹介
本澤巳代子[モトザワミヨコ]
筑波大学名誉教授。専門:家族法、社会保障法。1953年東京生まれ、1983年関西大学大学院法学研究科単位取得退学、1999年博士(法学)関西大学。大阪府立大学経済学部講師、同助教授、教授を経て、2001年筑波大学社会科学系教授、2016年から筑波大学医学医療系客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。