内容説明
ピコウが1868年に、既刊の民法解説書が「詳密ニ過キ却テ人ヲシテ容易ニ了解シ得サラシムル」ため、「実際用ナポレオン法」として刊行したものである。訳本は、1000頁に及ぶ大冊であるため、復刻に際し上・下2巻に分冊刊行。
目次
第1篇 人事(民権所得及ヒ民権剥奪;民生証書;住所 ほか)
第2編 財産及ヒ所有権ノ種々ノ変更(財産ノ区別及ヒ財産ト其所有者トノ関渉;所有権;収実権、使用権及ヒ居住権 ほか)
第3編 所有権ヲ得ル種々ノ方法(遺物相続;生存中ノ贈遺及ヒ遺嘱ノ贈遺;契約及ヒ総テ契約ヨリ生スル義務 ほか)
著者等紹介
加太邦憲[カブトクニノリ]
1849‐1929.明治3年貢進生として大学南校に入り、同5年司法省明法寮に入学、同9年法律学士となる。法学校長、東京大学法学科部長心得、判事等を歴任ののち、同19年仏独両国に留学、同23年帰国、京都、東京の各地方裁判所長を経て大阪控訴院長となる。同43年貴族院議員、昭和4年12月没、81歳
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