内容説明
本書は、明治初期に翻訳刊行された、デルソル、ムールロン、ピコー等の大冊の民法体系書が「繁密精微」に過ぎ、初学者にはその要領を得ることが難しいため、田中耕造がフランス民法の主要条文を翻訳した上で注釈を付したものである。
著者等紹介
田中耕造[タナカコウゾウ]
1851(嘉永4)年、江戸に生まれ、昌平黌を卒業ののち福地源一郎、中江篤介等にフランス学を学び、明治12年渡仏、エミール・アコラスについて政法二学を研究、その間に、司法省、元老院、警視庁、文部省に出仕、博識で知られた。1883(明治16)年没、33歳
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