内容説明
新たに10カ国が加盟し、憲法条約を締結した拡大EUの現状と課題を政治・法律・経済などの面から検討し、EU構成国からの視点でヨーロッパ統合の諸面を取り扱う。拡大EUはグローバル化にどのように対応し、国際関係の中でどのようなインパクトを持つようになるのか。
目次
第1部 変容する欧州をみる視界(拡大EUの概要―歴史と制度;EU法制度の形成と東方拡大;拡大EUの経済的挑戦―経済統合史との関連で;経済統合の政治的インパクト;拡大EUと欧州安全保障防衛政策(ESDP) ほか)
第2部 欧州拡大と国家(ドイツ連邦共和国とEU;フランスのヨーロッパ政策―イラク危機から拡大、EU憲法へ;イギリスとEU;拡大EUと中・東欧、ワイダー・ヨーロッパ―多元的な世界秩序の構築に向けて;ポーランドとEU ほか)
著者等紹介
森井裕一[モリイユウイチ]
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻助教授。東京大学大学院総合文化研究科国際関係論専攻博士課程退学。専門は、ドイツ政治、EUの政治、国際政治学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。