内容説明
小児歯科医と考える。
目次
1 おっぱいからごはんまで―乳幼児期の歯・口の発育(胎児期;2~4か月頃 ほか)
2 「食べる」を考える―機能・環境及び歯科から見た「子どもの食の問題」と食育の取り組み(「食べる」機能・行動の発達と子どもを取り巻く環境の変化;「食べる」に影響する歯科的問題;乳幼児期の食べものによる事故防止 ほか)
Q&A お口と「食べる」の悩み相談室(食べものを口の中にため込む子ども;あまり噛まず飲み込んでしまう原因と対応は?;水分や食べものでむせる子ども ほか)
著者等紹介
井上美津子[イノウエミツコ]
1974年東京医科歯科大学歯学部卒業。東京医科歯科大学歯学部小児歯科学教室入局。1977年昭和大学歯学部小児歯科学教室助手。1983年昭和大学歯学部小児歯科学教室専任講師。1994年昭和大学歯学部小児歯科学教室助教授。2006年昭和大学歯学部小児成育歯科学講座教授。2015年昭和大学歯学部小児成育歯科学講座客員教授。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科非常勤講師。主な研究テーマ:小児および母子の口腔保健、小児の口腔習癖、心身障害児の口腔管理、妊産婦の口腔保健、小児期の口腔機能の発達(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まあか
40
離乳食の本は、月齢に合わせた食事形態が書かれていることが多いが、本書は、月齢に加えて、歯の発育に合わせた指導内容が書かれていて、とてもわかりやすかった。歯の発育状況は、個人差が大きいし、個別に合わせた対応ができるといいな、と思った。乳幼児健診で、よく聞かれる内容も網羅されており、とても勉強になった。しっかり頭に入れておきたい。役立つ内容だった!2022/10/16
さおり
1
赤ちゃんができることと手伝ってほしいことを口腔機能の発達を踏まえて記載してくれているので、納得感を持ちながらどういった食事が相応しいのか理解できました。離乳食をあげるとき、食べこぼさないように奥側に入れがちだけど、舌の前方部で食べ物を取り込ませてあげるのが良いという情報が役立った。(舌は前方部の方が感知の力がすぐれていて、口蓋皺襞(上あごのひだ)部分で食べ物をつぶすそう) 歯の発育は個人差があるので、月齢だけに囚われずにしていきたい。2024/02/06
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