内容説明
最近の児童福祉法に基づく保育所法制度の変動について、その問題点を考察し、国民の保育要求の実現のために法制度をどのように活用することができるかを考える。頻繁な法改正と新法の制定など、保育所法制がわかりにくくなっている現状にあって、国民の立場・目線での保育の権利の実現をめざす。保護者や保育士、保育所経営者、行政担当者などの必読書。
目次
1 市町村の保育所設置・整備義務
2 公立保育所の「民営化」―「民営化」の3つの方式
3 無認可(認可外)保育施設
4 保育所の定員超過入所
5 保育所の「規制緩和」
6 保育をめぐる最近の立法と法改正
7 児童福祉法をどう活用するか―保育所入所の権利の実現のために
著者等紹介
田村和之[タムラカズユキ]
1942年生まれ。大阪市立大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、龍谷大学法学部教授、広島大学名誉教授
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