内容説明
顧客である学生の確保、教育・教師の質的向上、組織改革のために大学はどのような戦略をとっているのかを、アメリカの大学のホームページなどから読み解く。キャリア教育、職員の職能開発、初年次教育、学生支援、IR(機関研究)、学生調査と教育改善などの先進的な取り組みを紹介し、日本の大学がとるべき戦略を示唆する。
目次
第1部 生涯にわたって学習を支援する―学習者の育成と支援(インターネットによる留学生の募集戦略;エンロールメント・マネジメントの実際;アーティキュレーション(単位互換)の支援オンライン
キャリア支援
オナーズ・プログラム―優秀学生のモティベーションの醸成
成人学生の経験学習の評価)
第2部 地域・社会と連携する大学(インターネットによる21世紀型学生獲得戦略 学士課程編;インターネットによる21世紀型学生獲得戦略 大学院編;同窓会の組織化戦略と専門職;トップマネジメントの募集戦略)
第3部 大学の質的向上(アクレディテーションと結果の公開;カナダの大学における教員評価とFD支援;プロフェッショナル・スクールの条件;IR部門の役割;大学や学会が提供する職員研修プログラム;教育改革と学生調査)
第4部 大学の勝ち残り戦略(コミュニティ・カレッジの教育プログラム―「学生の成功」をめざす事例集;株式会社大学―職業人学生を集め躍進;オーストラリアの大学におけるティーチングとラーニング)
著者等紹介
山田礼子[ヤマダレイコ]
同志社大学社会学部教授、同大学教育開発センター所長。1978年同志社大学文学部社会学科卒業。1991年カリフォルニア大学ロサンゼルス校教育学大学院博士課程修了。同大学Ph.D.。プール学院大学国際文化学部助教授等を経て現職。専門分野:アメリカの高等教育、初年次教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。