内容説明
99年に東京で開催された、アジア・オセアニアの研究者を一堂に集めたシンポジウムの記録。20世紀の末という時点で、立憲主義の現状と課題を論じ合うことの意義を今あらためて認識出来る書。
目次
第1部 アジア立憲主義の新たな模索(中国憲法と「一国二制度」原則―「香港特別行政区」を中心として;インドネシアにおける経済危機と新たな立憲政府)
第2部 アジアの人権保障(タイにおける人権及び立憲主義;インドにおける公益訴訟による人権の保障;台湾の民主化における司法創造的立憲主義―大法官会議の役割と個人の権利の保障)
第3部 日本国憲法とアジア(日本の憲法改正問題―戦後日本における憲法改正論議と立憲主義;日本国憲法9条と国際法;日本国憲法と周辺事態法―日本国憲法の平和主義に対する評価を中心に;日本国憲法の意義と全国憲法研究会)
第4部 アジア立憲主義の統括(アジア、オセアニアと立憲主義;アジアの立憲主義と日本)
著者等紹介
大須賀明[オオスカアキラ]
早稲田大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 読む日本の歴史(全9巻)