- ホーム
- > 和書
- > 法律
- > 民法
- > 物権法・財産法・債権法
内容説明
第三者のためにする契約においては、諸約者の弁済にもかかわらず第三者がこれを受領しないとすれば、受領遅滞(民法413条)になる。契約に参加しない第三者が、何故に他人間によってなされた規範設定行為に拘束されるのか。こうした素朴な疑問から始まった。他人のためにする保険契約と通常の第三者のためにする契約とを区別し後者の場合にも適用される理論の再構築を目ざした力作。
目次
第1章 序論
第2章 ドイツ法
第3章 フランス法
第4章 日本法における第三者のためにする契約理論
第5章 比較法的考察
第6章 権利取得授権によるあらたな理論構成
第7章 補論・電信送金契約の法的性質―「受領授権(Empfangserm¨achtigung)」によるあらたな理論構成
第8章 結語
追録1 被保護成年者と金融取引―「振込規定試案」における「無能力」の取扱いを手がかりに
追録2 意思表示をもとめる債権の現実的履行の強制方法
著者等紹介
春田一夫[ハルタカズオ]
1931年鹿児島県に生れる。1960年法政大学法学部法律学科卒業。1971年同大学院博士課程終了。1977年八幡大学在外研修(ドイツ・フライブルク大学)1ヶ年。1980年八幡大学法経学部助教授。1985年九州国際大学法学部教授。1996年九州国際大学大学院教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- RIDERS CLUB No.26 1…