目次
えっ白血病!
急性白血病で四か月のいのち
ママ、助けて
大人でも悲鳴をあげる
急性肺炎で、もうこれまで
万一のときは覚悟して
あっ子を死なせてたまるか
危機を脱け出す
五か月後、退院できた
都電でスリップ〔ほか〕
著者等紹介
植木亜紀子[ウエキアキコ]
1971年11月17日出生。1975年7月急性白血病と診断され入院。1983年1月九回目の入院。1983年3月12日死去
植木誠[ウエキマコト]
栃木県立大田原中学・栃木師範学校・宇都宮大学・早稲田大学卒。昭和26年より昭和59年まで栃木県と東京都で主に中学校の教職に従事。昭和58年次女、亜紀子白血病で死去、その年の暮に亜紀子記念集を発行。朝日新聞の紹介記事で大きな反響を呼ぶ。昭和60年遺稿の出版のため、三十四年間の教職を辞し、教研学習社を設立し「あっ子の日記」(一般書)を発行。前・埼玉県立衛生短期大学非常勤講師
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感想・レビュー
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とろろろ
2
墓まで持っていく本。闘病中に書いた日記をそのまま転写した形で綴られており、彼女が何を思い生きていたのか、痛いほど伝わってくる。どんなに自分が辛くても、それを支えてくれる人のことを第一に考える。同じ病気で苦しむチイちゃんを「私のいもうとです」と言い、励まし続けた。最期に残したのは「パパ、泣かないで」「ママ、ごめんね」という、泣き虫な父親への思いやりと、誰よりも傍にいてくれた母親への謝罪の言葉。生きる上で、あまりに多くのことを学んだ本。大人になった今でも、読めば必ず学ぶことがある。人にやさしく。これからも。
minami
0
ママごめんね物語 を読んだ(自分用メモ)2023/09/06