内容説明
本書はジンツハイマーについての第四番目の作品。ほぼ二〇余年来、結論を急がずに、文献、資料の検討とそれについての思考を、ひたすら納得のいくまでつみ重ねてきたジンツハイマー研究のラスト・ワーク。
目次
第1章 青年期・壮年期のジンツハイマー(ジンツハイマーとヒューマニズム;学生時代とルーヨ・ブレンターノ ほか)
第2章 熟年期のジンツハイマー(ワイマール共和制の成立と国民議会議員;労働学院とフランクフルト大学 ほか)
第3章 晩年期のジンツハイマー(ナチス体制と大学;オランダにおける研究生活、潜伏生活 ほか)
付章 メーンザー女史(ジンツハイマー長女)回想記(回想記トランスクリプションのあらすじ;オランダにおける亡命生活、潜伏生活 ほか)
著者等紹介
久保敬治[クボケイジ]
1920年神戸市に生まれる。1944年東北大学法文学部卒。現在神戸大学名誉教授
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