出版社内容情報
国際社会の変動と根底にある地下水脈。国際法のあり方を問う。信頼の執筆陣が集った追悼論文集。国際社会が大きく変わり、そこでの国際法のあり方そのものが問われているなかで、国際法の長い歴史を踏まえつつ、冷徹な目で、変化すべきものと変化すべきでないものを切り分けていくことが必要である。身をもってその手本を示してきた内田久司先生を追悼する9論文を収録した論文集。
柳原 正治[ヤナギハラ マサハル]
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内容説明
国際社会の変動と根底にある地下水脈。国際法のあり方を問う。冷徹な目で多角的・多面的に考究する。
目次
1 仕置、附庸、属国、そして主権―近世・近代における琉球王国の「国際法」上の地位
2 複数言語による条約の用語の意味の相違に関する断片的考察
3 日ソ中立条約をめぐる国際法上の諸問題
4 自決権の現在―非植民地化以後の内的自決の役割
5 英米臨検権論争の国際法上の意義
6 人権条約機関の活動における国内人権機関の役割
7 自主的持続可能性基準(VSS)の普及に向けた公私協働の模索
8 食料農業植物遺伝資源条約における制度改革と法的課題
9 国際環境法における手続的義務の発展とそのインプリケーション―「国境地帯におけるニカラグアの活動(コスタリカ対ニカラグア)」事件及び「サンフアン川沿いのコスタリカ領における道路建設(ニカラグア対コスタリカ)」事件を通じて
著者等紹介
柳原正治[ヤナギハラマサハル]
放送大学教養学部教授、九州大学名誉教授。1981年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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