出版社内容情報
北部決戦で仲間を喪い、自らも瀕死の重傷を負ったトウリ。彼女を救ったのは、軍を除隊しサバト領オセロ村へ亡命していたゴムージだった。オースティンへ帰ることのできないトウリは、戦場に戻れない後ろめたさを抱えながらもオセロ村で静かに傷を癒していく。穏やかな日々の中で、次第にゴムージや彼の息子セドルと共にこの地で生きていく道を考え始めていた頃。突如「労働者議会」と名乗る武装集団が村に現れ、一方的に略奪を宣言。女子供すら容赦なく襲い始めたのだ。命からがらセドルを連れて村を脱出したトウリだったが、その先で彼女はサバト連邦軍の参謀大尉・シルフ・ノーヴァと邂逅し――。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
25
4巻を読んだ後にweb版は読破してしまいましたが、それはそれとして書籍版は楽しみに。 ゴルスキィさんの挿絵が見られて嬉しい。そして、ゴムージも……。更にはとうとうシルフが登場。このどこまでも暗い未来に進むのであろう、でも面白くて止まらない空気感が好きです。 そして現実側もますます面白くなってきましたね。 早くも続きが待ち遠しいです。2025/08/05
よっち
25
北部決戦で仲間を喪い、自らも瀕死の重傷を負ったトウリが、軍を除隊しサバト領オセロ村へ亡命していたゴムージ夫妻に救われる第5弾。オースティンや戦場に戻れない後ろめたさを抱えながら静かに傷を癒し、時には偏見の目を向けられながらも徐々に居場所を得ていくトウリ。ゴムージや彼の息子セドルと共にこの地で生きる道を考え始めていた頃に起きた、「労働者議会」と名乗る武装集団の襲撃。その過酷な展開には言葉もなくて、逃避行の中でサバトの参謀大尉シルフと邂逅にも運命的なものを感じましたが、現代パートもまたなかなか衝撃的でした…。2025/07/29
hiranovels
2
そんなに壮絶なのにまだ続きあるの?!ってなったけどもう気になって仕方ない。しかし本当に次々と人が死んでいく。2025/08/01
うんの
0
いろいろ慈悲がない…2025/08/07