内容説明
本書では、労働安全衛生法は、労働科学とどう関わるべきか、そこにおいて労働者はどのように位置付けられ、どのような役割を果たすべきか、という視点が中心に据えられている。
目次
第1部 日本法に関する検討(現行労安法制度形成に至る歴史的経緯と労働者の位置づけ;現行労安法の定める事業場内保健制度;わが国の安全・衛生委員会制度における労働者の位置づけ;平成期労安法改正の経維と労働者の位置づけ ほか)
第2部 ドイツ法に関する検討(ドイツにおける労働災害の実態;ドイツの現行労安法制度の枠組み;新たな労働危険に対応する立法技術;労働者の権利 ほか)
総括―比較法的示唆の考察
著者等紹介
三柴丈典[ミシバタケノリ]
1971年愛知県東海市生れ。1999年3月一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了(博士〔法学〕)。同年4月近畿大学法学部専任教員(講師)となり、現在に至る。専攻、労働法
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