内容説明
伝統的教理から今日の議論まで、神学用語や概念・神学上の問題点などを解説。世界でもっとも広く読まれている、エキュメニカルで標準的な神学事典。
感想・レビュー
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kenitirokikuti
7
図書館にて。「実体」の項目など拾う。ウトポス(←ユートピア)ならどこにもない、ウーティスなら誰でもない、だけれども、ウーシアはプラトンが使った動詞在るの抽象名詞形。アリストテレスのousiaは独立存在というニュアンスいったり…とかくまだ物体なousiaはあるという認識。キリスト教徒なアウグスティヌスは神についてはsubstantia(ギリシャ語ousiaのラテン語訳。まぁ、これ系の訳語はキケロだよな)よりも常に非物質的なessence本質の方が適切と言う。ex nihilo もアウグス…だったっけ。2022/08/13