内容説明
本書で扱う刑事法史の範囲の時代的下限は、概ねはアンシャン・レジム期末まで。しかし、刑法史については、革命後二〇世紀初期までにも簡略ながら触れる。また、刑事訴訟法史については、一六七〇年直後頃までを扱う。
目次
序論(「ローマ刑事法」(R・フォン・ヒッペル著)
「継受までのカノン刑事法」(R・フォン・ヒッペル著)
「一二世紀から一五世紀までのイタリア法学」(R・フォン・ヒッペル著) ほか)
フランス刑法史(「フランス中世の犯罪論と諸種の犯罪」(E・グラソン著)
「フランス中世の刑罰制度」(Y・ボンジェール著)
「フランス近世の刑法史」(L・シュタイン著) ほか)
フランス刑事訴訟法史(「フランス刑事訴訟法史」(一三世紀から一六七〇年王令まで)(A・エスマン著)
ルイ一四世「刑事王令」(一六七〇年)訳
「フランス中世刑事訴訟法史」(Y・ボンジェール著) ほか)