内容説明
福田の「厚生経済的社会政策」の展開を逐う。厚生を軸にした福祉国家へ。「価格経済より厚生経済」「価格闘争より厚生闘争」資本主義の改造と将来を構想した福祉国家論を高調。
目次
序章 ―背景
第一章 福田と労働者問題、ブレンターノ=福田共著『労働経済論』
第二章 「生存権の社会政策」と「労働権・労働全収権及び労働協約」―福田とアントン・メンガー
第三章 社会政策と社会・労働運動―資本主義と社会主義の狭間で
第四章 価格の学と厚生の学―ピグー『厚生経済学』の批判
第五章 生存権から解放の社会政策へ
著者等紹介
西沢保[ニシザワタモツ]
1983年一橋大学大学院博士課程単位修得。一橋大学名誉教授、帝京大学経済学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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