内容説明
本書は、2009年に東京外国語大学で開催されたカルチュラル・タイフーン2009/INTER‐ASIA CULTURAL TYPHOONのなかから生まれ出たアジア最新論集である。吉見俊哉、陳光興、ミーガン・モリス、毛利嘉孝、岩渕功一、本橋哲也ら実力派の論客の考察から、若い研究者たちの渾身の問題提起までも収めて、いま文化でアジアを考える営みのもつ深度を測る探針の書だ。
目次
第1部 出来事としてのカルチュラル・スタディーズ
第2部 文化と政治の突端で
第3部 アイデンティティと可視化の問い
第4部 アジアのイメージ、イメージのアジア
第5部 メディアと公共性
著者等紹介
岩崎稔[イワサキミノル]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授、東京外国語大学出版会編集長。哲学/政治思想
陳光興[チンコウコウ]
台湾交通大学社会文化研究所教授、『インターアジア・カルチュラル・スタディーズ(Inter‐Asia Cultural Studies:Movement)』主幹
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
東京大学大学院情報学環教授。社会学、文化研究、メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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