地球文明の危機 倫理編―新たな倫理をどう構築するか

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地球文明の危機 倫理編―新たな倫理をどう構築するか

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492223093
  • NDC分類 150
  • Cコード C3036

内容説明

欲望の暴走を止めなければ、人類は滅亡する。「利他の心」が地球を救う。現代文明の危機は「人の心」に原因がある。「科学」「生命」「医療・福祉」「経済」について、人類共通の新たな倫理とは何かを考える。

目次

第1部 文明・社会・科学と倫理(「笑いが人類を救う」は本当か;「心の問題」はどこまで科学で解明できるのか;経済倫理学は「市場の暴走」を止められるか;サービス社会の進化が「良き市民」を破壊する)
第2部 生命と医療倫理(人間社会を持続可能にさせる倫理の役割;西洋医療の限界に対する統合医療の挑戦)
第3部 21世紀の倫理(金銭的インセンティブ優位の社会は破綻する;科学革命を超えた新しい倫理への挑戦;科学の進歩で生じる新たな倫理的課題;21世紀の新しい生命・医療倫理を考える;まとめにかえて―21世紀の倫理と文明原理)

著者等紹介

稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年には第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。2010年2月より日本航空会長に就任。京都商工会議所名誉会頭。スウェーデン王立科学技術アカデミー海外特別会員。ワシントン・カーネギー協会名誉理事。全米工学アカデミー海外会員。1984年には稲盛財団を設立し理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pierre-morgan

1
金融危機後も続く不均衡な経済発展,将来の生存を危うくする環境悪化,倫理問題に直面する生命科学などを横断的に議論し,人類全体が新たに共有すべき倫理を考える,という壮大な試みです。テーマが大きすぎるので当然クリアな結論には至っていませんが,こういう議論が必要だ,ということを世に知らしめる意味では意欲作だと思います(著者の一人が巻末で「本書はおそらく後世に残る歴史的著書になったと思っている」というのはさすがに言い過ぎだと思いますが)。あと,表紙のデザインが新興宗教本っぽいのは,ちょっといただけません。2010/12/23

くらーく

0
中国で稲盛氏の本が良く売れていると聞いた事があるが、本当かしら。 稲盛財団による議論内容が面白すぎ。個人的にはニヤニヤで読めるけど、中国の人には、受け入れがたいのではないかねえ。 欧米の人にも、分かってもらえないのでは。日本って、特殊な国なのかもしれない。2014/09/13

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