感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
a.k.a.Jay-V
1
重層する不条理の暴走。内容は全く覚えてないが読んでる時の奇妙な高揚感はインストールされている。つまり、これは、体験型の本なのだ。煮ても焼いても食えない、いや食う方が間違っている。これは凄く酷く毒だ!2016/11/06
HiRaNo
0
ふざけすぎ!2014/04/14
abaoaquagga
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作中のキーアイテムである”バルバラン”が何のことだかさっぱり分からないのと同様に、筋書きもひどく散乱し、あやふやなものとなっている。思い付きのような暴力、唐突な主人公の交代、やたらと長い作中作、「まだ8ページ」などの人を食った章題。小説全体に通底する即興音楽的な無軌道さと軽さは、バーセルミあたりのアメリカ前衛文学に近いものを感じる。約50ページに渡る評伝を巻末に収録。2025/07/10