内容説明
テクスト論、パフォーマンス論から地理学、そして信頼のメディア政治学へ。
目次
テクストの要求と分析の戦略(レトリック;ポエティック ほか)
経験の諸次元(遊び;パフォーマンス ほか)
行為と経験のロケーション(住居とホーム;コミュニティ ほか)
意味の構成(信頼;記憶 ほか)
著者等紹介
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年、東京生まれ。東京大学社会情報研究所教授。社会学・文化研究専攻
伊藤守[イトウマモル]
1954年生まれ。早稲田大学教育学部教授。専攻は社会学、カルチュラル/メディア・スタディーズ
土橋臣吾[ドバシシンゴ]
1969年生まれ。武蔵工業大学環境情報学部専任講師。メディア論、コミュニケーション論専攻
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感想・レビュー
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hayate
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シルバーストーンの問題意識は、経験の媒介としてメディアを外して考えることはもはや現代においてナンセンスであり、すべての経験のテクスチュアとしてメディア研究をすべきという一点に尽きる。メディア研究を志す学生に向けて書かれただけあって、「なぜその研究をすべきか」という視点は研究の研究をしてしまう日本のアカデミズムの世界にとっては、もっと導入されてよい。ただ、こういった本はあくまで大枠の研究の方向性を示しているのに過ぎないので、それをより個別具体的な研究に落とし込む試みがやはり学生としては重要になってくる。2014/06/29