内容説明
中国古代の神話的祖先は、なぜ聖地で踊るのか。本書は贈与論・供犠論・トーテミスム論を大胆に駆使しながら、歴史にまつわる伝説を構造的に解読する。天下の時空は言語以前の舞踏「身振りと音楽」のイメージをあやつる鍛冶師の王の力によって創造されたのだ。
目次
第1部 踊り手と族長の犠牲(覇権時代における威徳の創造;捕虜の犠牲;族長の犠牲;踊り手の犠牲)
第2部 新たな秩序の創造(範型の役割;追放された怪物;仮面舞踏;儀礼的な演劇)
第3部 英雄の犠牲と王朝の舞踏(王朝の創建;周公の献身;商の祖先の舞踏と献身;夏の祖先の舞踏と献身)
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- 和書
- 母人形