出版社内容情報
〈内容目次〉《中心》のシンボリズム 時間と永遠のインド的シンボリズム 《縛める神》と結び目のシンボリズム 貝殻のシンボリズムについての考察 シンボリズムの歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
7
このテーブルは実在ではない。それは何万年前にも何万年後にも存在しないからだ。近代はこのような「大いなる時間」を人間尺度の言語でできた歴史によって締め出したと捉える著者は、多文化と交流する現代に歴史と言語以前のイメージやシンボルが仄めかす宇宙大の時空を前景化させ、時空概念自体の再考を促す。本書は、古代インドの神話や哲学から、<中心>なる構造をその空間的象徴と解釈し、貝殻や結び目のイメージをその時間的象徴化と捉えて、各地にある「失われた楽園」への郷愁という祖型を通して、その聖なる時空の現代への再侵入を試みる。2021/07/21
生きることが苦手なフレンズ
0
イコノロジーに近い部分もあって楽しく読めました2016/10/10