出版社内容情報
1989年に始まった中・東欧諸国の体制転換から30年。これまでの体制転換分析の集大成として、30年間の社会変貌と現状を総括する。
内容説明
20世紀社会主義と体制転換を総括する。移行経済学批判。中・東欧の体制転換とは何だったのか。
目次
第1章 体制転換分析の方法論―理論と現実の乖離
第2章 体制転換の社会哲学―制度と規範
第3章 体制転換の経済学―体制崩壊恐慌下の資本集積
第4章 ポスト社会主義の経済学―国家と市場の相克
第5章 体制転換の社会学―国庫経済下の不足現象
第6章 体制転換の政治学―旧体制のレガシーに縛られる政治
第7章 ポスト社会主義とポピュリズム―難民・移民問題をめぐる東西分裂
第8章 体制転換の歴史学―20世紀社会主義を再考する
第9章 20世紀社会主義と体制転換を総括する
著者等紹介
盛田常夫[モリタツネオ]
1947年富山県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学教授、野村総合研究所研究顧問、Tateyama R&D Europe Ltd.社長などを経て、現在、立山科学グループ顧問。1978‐1980年カール・マルクス経済大学国民経済計画学科(ブダペスト)客員研究員、1988‐1990年在ハンガリー日本大使館専門調査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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