鎮魂―さらば、愛しの山口組

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796699143
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0036

内容説明

宅見若頭暗殺の内幕、五代目追放劇の真相。田岡三代目のために体をかけて懲役16年。「大阪戦争」最大の功労者、その苛烈すぎる半生!

目次

第1章 大阪戦争
第2章 報復
第3章 血統書つきの野良犬
第4章 山健三羽カラス
第5章 懲役16年
第6章 出所
第7章 「宅見若頭暗殺事件」の深淵
第8章 「クーデター」の真相
第9章 さらば、山口組

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷっくん

59
私の地元岡山県では何やら緊張状態が続いてます!って事で興味深々でお勉強してみました^ ^なるほど〜すごい世界!これが本当のアウトレイジだな。面白く読めました。昔の抗争やシノギやこの盛力さんの過去。知らない世界だからこそ覗いて見たい精神の私w色々出てくるので組織やらが難しかったですが内容が濃いので詳しくて面白く読めました(^o^)勉強になったなぁ〜しかし歴史は繰り返されるのか…??2016/06/07

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

26
日本最大の暴力団山口組の中でも武闘派で知られた幹部の回想録。“親=組長”を守るため、16年の懲役を受け入れる。出所後を見据え刑務所内で心身の鍛錬に励む頃、時代はバブルに沸き、バブルは日本人が持っていた価値観を変えてしまう。彼が出所した時、拠り所だったヤクザ社会からは任侠道が喪われてしまっていた。半世紀に及ぶ日本の暴力団の歴史でもあるし、組織論としても読めます。昔、暴力団の事を「頭にヤが付く自由業」と言ってる人がいたけど、誤りですね。実態は理不尽な管理社会。延べ30時間のインタビューはライターの労作です。2014/04/21

kiyoboo

23
指定暴力団山口組系山建組の若頭補佐だった勢力健児氏の自叙伝をインタビュー形式でまとめた作品。3代目の田岡組長が銃撃され、その仕返しをして16年の服役をする間に変わり果てた山口組。服役しなければ、幹部になっていたはずだが要領が悪いというか、人がいいのか出所後もうまく立ち回れない。ここまで話して大丈夫?とハラハラする場面も多い「除籍」されるとやくざとしてやっていけなくなり命まで狙われる世界が最後まで理解できなかったが「座布団は上」「一服ついとった」「唄とる」などの隠語を交えた会話は楽しかった。2015/03/03

GAKU

21
山口組系山健組若頭補佐の自叙伝。たまーに、この手の方達の自叙伝読みたくなる。自叙伝なので、ちょっと自分自身を美化してるのはしょうがないか。宅見若頭射殺事件、五代目組長の実像、六代目会長による五代目組長に対するクーデターのくだりは面白かった。まぁ興味のない方には全く無用なジャンルなんだろうけど、定期的にこのような本が刊行されるということは、それなりのニーズがあるということなのでしょうね。この手の作品としては、本田靖晴・著「疵―花形敬とその時代」が秀逸ですな。2015/08/16

123

19
普段目にすることのないヤクザ、それも日本最大の暴力団組織山口組の世界を、幹部として間近にいた盛力氏の視点を通じて垣間見れる、非常に興味深い内容。山口組を構成する組や団体、組長や若頭等、登場組織、人物が多く、それぞれの関係性をなかなか理解しずらい面はあったが、最後迄、読了すると大体のイメージを掴むことはできる。盛力氏他、三代目山口組時代には、当たり前のように存在した義理人情を持ち合わせた昔かたぎのヤクザ、任侠達が、時代の変遷を受け、形を変えていく山口組の中で、存在意義が小さくなっていく様が面白い。2013/10/20

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