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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
8
小松和彦「柳田國男が常に考えていたのは、事実の連続性ではなくて、魂の連続性あるいは家(文化)の連続性、信仰の連続性だったということですね。だから先祖というものによって少なくとも日本人は成り立っているんではないかと、彼は肌身で感じていたんです…『先祖の話』なんかで、死んだ後、私は先祖になれると言ったおじいさんとバス停で会った話が出てきたと思いますが、そういう老人の言葉から出てくるある連続性に対する思いが、日本を支えているのではないかと彼は思ったと思うんです。彼の根本にあったのは、魂の問題、先祖の問題だと」2016/11/24
k_mitamura
3
実家に帰省した際に立ち寄った、リベラルな雰囲気を醸し出している個人書店の、薄暗い階段横で埃をかぶっていたのを見つけた。古いし、もはやそういう本なのだろうが、学ぶことは多い。ちびちび読んでいたらひと月くらいかかった。2024/08/27
ミスター
3
これを読んでない奴は話にならない。ここで語られている右の問題、左の問題、そこから我々は一歩も出ていないという話である。まず最も傾聴するべきなのは日本的知識人の欺瞞である。他方でそれを批判する吉本的な孤立主義以上のものではないし、なによりも日本的知識人を批判した吉本・津村がもつ人民イデオロギーの欺瞞がここで糾弾されている。彼らは反権威を装いながら、結局は朝日岩波の亜種でしかない。そこで出てくるのが田中角栄の問題であり、福田恆存の問題でもあり、ひいてはニューウェーブ保守の問題である。2019/09/17
tkm66
2
'85年初版・・新刊で買い友人に貸して・その縁が切れて・古本購入、を2回はやらかしているくらい名著。バラバラ拾い読みだとしても50回くらいは読んだ筈。2021/07/30
tkm66
1
51回目2022/06/05