内容説明
元陸上自衛官が戦略・戦術で解き明かす、戦国武将たちの“真実の戦史”。信長の「奇襲」で歴史上最も有名な桶狭間の戦いは、奇跡的勝利ではなく、力と術と練り上げた戦略で打倒する正面突破の戦いであった!毛利元就、織田信長、豊臣秀吉、真田父子ら、覇権をめざした武将たちは、どのような戦略的思考で戦に臨み、どのようなリーダーシップで人を動かしていったのか。戦国武将たちの「真実」を大胆検証する。
目次
第1章 乱世を生き抜く知謀 毛利元就
第2章 孫子兵法の体現者 武田信玄
第3章 天下布武の戦略 織田信長
第4章 心の争奪戦で天下統一 豊臣秀吉
第5章 若すぎた奥州の覇者 伊達政宗
第6章 九州制覇の夢破れる 戦国島津家
第7章 日の本一の兵 真田三代
著者等紹介
家村和幸[イエムラカズユキ]
兵法研究家、元陸上自衛官(二等陸佐)。昭和36年神奈川県生まれ。聖光学院高等学校卒業後、昭和55年、二等陸士で入隊、第10普通科連隊にて陸士長まで小銃手として奉職。昭和57年、防衛大学校に入学、国際関係論を専攻。卒業後は第72戦車連隊にて戦車小隊長、情報幹部、運用訓練幹部を拝命。その後、指揮幕僚課程、中部方面総監部兵站幕僚、戦車中隊長、陸上幕僚監部留学担当幕僚、第6偵察隊長、幹部学校選抜試験班長、同校戦術教官、研究本部教育訓練担当研究員を歴任し、平成22年10月退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サムライマニア
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★★☆☆☆ 前作の戦国時代バージョン。2012/07/12
TOH
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島津と毛利の簡単な歴史を辿るのに重宝しています。(主に戦国大戦用)2012/02/28
psychicer
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桶狭間の戦いは「奇襲」ではなく、「急襲」だったということは最近の研究でも解明されてきているようですね。その他の戦いについてはよく知っているわけではないものが多かったので、「真実」と「真実でないもの(=通説?)」の違いについてはわかりませんでしたが、なかなか面白かったです。 2011/03/01
TiawPai
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合戦の戦略戦術図がすごくわかりやすく書かれていて、さすがにプロの方と思いました。2018/02/16