内容説明
死後59年を経てなお、人々を魅了してやまない昭和期最大の天才軍人、石原莞爾。世界最終戦争論を唱えた彼は、満州事変を引き起こし、その後の二・二六事件では反乱軍討伐を主張。日本陸軍の中にありながら、その自由で縦横無尽な生き方が世代を超えて支持される一方、謎の多い人物でもある。本書は、生い立ちから軍人としての活躍、そして晩年の様子まで、あますところなく石原莞爾に迫った。
目次
第1章 若き日の石原莞爾(1889~1927年)(その生涯1 若き日の石原莞爾 天才参謀誕生す!―石原莞爾年譜(1)
石原莞爾のふるさと 山形県鶴岡&酒田 ほか)
第2章 満州事変(1928~1935年)(学校では教えない日本の歴史 満州国の今と昔;満州事変の歴史を追う! 謀略!戦史“満州事変” ほか)
第3章 二・二六事件(1936~1941年)(実録小説 「二・二六事件」と石原莞爾;インタビュー第一部・筒井清忠史 青年将校と石原莞爾 ほか)
第4章 思想家・石原莞爾(1941~1949年)(最終戦争論を読むPART1 石原莞爾の行動原理;最終戦争論を読むPART2 日蓮がもたらした影響 ほか)