内容説明
パチスロ必勝法は「最高設定6の台を打つ」。この裏情報を元に、月百万単位の売り上げを誇る東。ある日、裏情報の流出が発覚し、部下の和泉に情報漏洩元を探らせる。一方、遊技機審査協会の二宮は、公金も使ってしまう博打狂い。競馬の予想情報会社とノミ屋を経営している橋本は、借金まみれの二宮に儲け話を持ちかける。欲が欲を呼ぶ三者三様の展開はJRA、G1ビッグレースへ舞台をうつす。
著者等紹介
ハセベバクシンオー[ハセベバクシンオー]
1969年東京都で生まれ、神奈川県川崎市で育つ。獨協大学経済学部卒業。『ビッグボーナス』(宝島社文庫)にて第2回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2004年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Walhalla
30
パチスロ必勝法・地下カジノのバカラ賭博・G1レースの勝馬予想・・・。どれも怪しい商売ばかりですが、追いつめられて血眼になったギャンブラー達がいるからこそ、成り立っているのでしょうね。さて、著者の作品ですが『ビッグボーナス』『ダブルアップ』と続いて今作の『ビッグタイム』でしたが、ついに「サクラバクシンオー」の名前が登場して、クスッと面白かったです。2018/10/29
ちょこまーぶる
18
正直、ビックボーナスの方が面白かったかな。途中、バカラの賭場の場面はルールが分からないからさっぱりわからなかったし、色々な種類の賭けごとを登場させ過ぎだと思ってしまった。個人的には、パチスロだけにしてもらいたかったと思いましたね。しかし、小説にするぐらいだから、一度の賭けごとに〇千万円単位のお金をつぎ込んだりする人っているんでしょうね。恐ろしい世界だなと思います。2014/02/01
2Tone
6
スロットに競馬、ギャンブルの恐ろしさをある意味上手に書き上げてます。競馬もパチンコも勝てないでので、嵌ってしまう気持ちと心情は判りやすく書かれています。物語としては、ギャンブルとそれを利用した駆け引きもあって最後まで楽しく読めました。2015/02/21
寿々喜節句
5
アウトローな男たちのアンダーグラウンドな話。パチスロ攻略と裏で繋がる取引。行きつくところはJRA。人生そのものがギャンブルのような奴らの物語。2018/10/22
たかひー
4
★★★ 途中、人物の相関関係が良く分からなくなる場面もあったが、普通に面白く読んだ。ギャンブルに詳しいのは分かったが、物語として何か物足りない。2016/08/12
-
- 和書
- 痛風 内科mook