出版社内容情報
札差の懐事情を役人が探り始め、笠倉屋にも連日調べが入っていた。番頭の清蔵と話した弐吉は、札差にとって不利な触(ふれ)が出る予兆ではないかと危機感を抱く。金利の引き下げか、借金の一部帳消しか……。店を守るため、古い貸金を回収しようと動く弐吉だが、借り手の侍達の暮らしも厳しく返済は思うように進まない。行き詰まった弐吉を救ったのは、お文の一言だった――。江戸金融界未曾有の危機に立ち向かう波瀾のシリーズ第4巻!
内容説明
札差の懐事情を役人が探り始め、笠倉屋にも連日調べが入っていた。番頭の清蔵と話した弐吉は、札差にとって不利な触が出る予兆ではないかと危機感を抱く。金利の引き下げか、借金の一部帳消しか…。店を守るため、古い貸金を回収しようと動く弐吉だが、借り手の侍達の暮らしも厳しく返済は思うように進まない。行き詰まった弐吉を救ったのは、お文の一言だった―。江戸金融界未曾有の危機に立ち向かう波瀾のシリーズ第4巻!
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から「第二の藤沢周平」と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。2018年「おれは一万石」「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
12
2024年10月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。棄捐令前夜ともいえる江戸の様子が興味深い。さて、次回、どう展開するのか、楽しみで、わくわくです。2024/12/31
鈴木正大
1
今回は旗本、御家人が札差からの借金が嵩みニッチもサッチも行かなくなり幕府が札差に貸金の権利放棄させた寛政棄捐令をテーマにした。その動きを事前に察知した笠倉屋と弍吉は店を守ろうと善後策を講じる。 2024/10/25
asky0084
0
★✪☆☆☆2024/12/25
snowflake
0
武士の面目というのは、たいへん厄介だ。2024/11/28
-
- 電子書籍
- マイホームヒーロー(26)
-
- 電子書籍
- かんなの水魚~グラドルを脱がせ!~ 1…