内容説明
本書は読者の視点でつくられた、「森ワールド」への入門書です。すでに完結しているS&M(10冊)、V(10冊)、四季(4冊)という三つのシリーズを中心に、爆発する宇宙のように広がっている森ワールドの全体を視野に収めようとするものです。足元を崩されるような発想の魅力から、題材、ストーリィ、文体、会話、タイトル、キャラクタにいたるまで、森作品にあふれる魅力を全ページに満載。
目次
1 森博嗣作品Perfect Guide(S&Mシリーズ;Vシリーズ;四季シリーズ;その他のシリーズ、単独の小説)
2 森博嗣CLOSE UP(7人の森博嗣に聞く3つの質問;担当編集者が語る作家・森博嗣)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akira
28
ファンブック。 基本的には出版社主体の紹介本だが、写真や対談、アンケートなどもあって内容は盛りだくさん。 S&M、V、四季シリーズを中心に一連の作品を元にいろいろと書かれているため、既読者推奨。中にはディープなネタばれもあるので注意だが、ファンにはとても楽しめる内容かも。シリーズを通した、マニアックな視点の伏線や引用文の解説は、興味深かった。 そして、なんといっても西尾対談。音楽エッセイのとは別で、こちらの方が、森博嗣崇拝炸裂! 「ああ、今日のために本を書いてきたんだ」2013/08/06
キコ
8
ファンが書いたものがほとんどで、先生の言葉はほとんどないです。先生本人が執筆している「森博嗣のミステリィ工作室」と「100人の森博嗣」のほうがおすすめかな。2016/09/03
komyuki
7
自分で気がついていなかった伏線に気づかせてもらいました。読んでいる最中はニヤニヤしっぱなしでした。森ファンのためだけの一冊ですねえ。2012/12/17
kaiak
6
ファンには堪らない、ニヤニヤが止まない。2015/02/14
モニモニ
5
S&Mシリーズの再読中なのに、「すべF」がまだ手元に戻らず只今横路に逸れ中。でこの度はこちらへ。この本はまさしく「森博嗣本」。森ファンには必見。批判的な評価もあるが私はとても楽しめた。2009/06/24